天下一ブロックチェーン用語大会「ご自身の考える最強のブロックチェーン用語日本語訳」
考えるモナコイナーをイメージした画像
「ご自身の考える最強のブロックチェーン用語日本語訳を教えてください。」
この一言で、天下一ブロックチェーン用語大会が始まった。
この大会(イベント)の概要としては、財務省の麻生大臣の財政金融委員会での「この、まあ、暗号資産とか、名前とかいうなとの名前も、暗号といわれるとねえ、何となく怪しげな感じがなきにしにあらずなんですけども、もうちょっと別の名前を換えてステイブルコインといってるんだからもうちょっと普通で日本語使ったらどうと思いますけどね、推進したいとあなたが本当に思ってるんだったら、ステイブルコインていう名前のほうがよっほどスティーブンに聞こえない?違うかねえ?あのー、そういうことを考えたほうが、よっぽど言っている話がもっと現実的になっていくんだと思って、どうももうよくわからないけど。」という発言(動画 11:34)に対して、じゃあ、言い換えてみようかということで始まったらしい。
事前に、
1.「暗号資産」
2.「ステーブルコイン」
3.「トークン」
4.「ステーキング」
5.「ブロックチェーン」
の日本語訳が募集された。
こういう無料のイベントはお祭り的に参加しておくに限る。
全部で170件以上(1人で何回も投稿可能)の回答が集まり、2020年6月13日に用語大賞が発表された。
それぞれの大賞を非技術者のにすた氏がそれぞれの語に対して持つ独自のイメージから、独断と偏見に基づき個人的感想と共に紹介していく。
回答を募集する前に、そもそもの用語の意味や用例の紹介があったら、皆同じものをイメージしたうえで回答ができたなと思った。
では、
1.「暗号資産」 = デジタルコイン
法律用語である暗号資産の言い換えである。今の世の中、デジタルなものであふれているので、デジタルと敢えて名付ける必要があったのかなという思いや、そもそもデジタルコインと言い換えたことで元の単語より情報量が減っているし、言葉として必要以上に意味が広すぎて、脇山珠美ちゃんに必要なモバコインもデジタルコインになると思うので、それと区別がができない…、ブロックチェーン資産とか、電脳鉱物くらいが良かったのではないかと思う。
合意済記録量も印象に残った。
2.「ステーブルコイン」 = 法定通貨連動型電貨
電貨がデジタルコイン(暗号資産)を意味する単語のようである。
法定通貨連動という言葉で、ステーブルの意味を表せていると思うが、個人的には、ステーブルコインは何と何を区別するために存在する単語なのかがそもそもわからない…。暗号資産の一部分を意味する単語なのか、暗号資産とは意味で被る部分のない単語なのか、わからない…。
単にJPYコインでよかったかも。
3.「トークン」 = スマート帳票
スマートとは何を意味するのかわからない…。帳票はブロックチェーンのことを意味しているのだろうか…。イーサリウムのERCトークンと、スマートコントラクトを意識した用語だと思われる。
個人的に、ブロックチェーンを利用することで誰でも低コストで発行し維持ができることがトークンの利点と考えるので、独自通貨や、自由電子幣、独自性論理通貨など、そのニュアンスのある回答が良いのかなと思った。その他の回答として、おはじきがモナコイナー的にはしっくりくる
4.「ステーキング」 = デジタル預託
預託とは、「株式などの有価証券を預ける行為のことを指す(コトバンク)」らしい。PoWでいうところのマイニングを、PoSではステーキングと表現しているので、つまりデジタル預託は間違いである…。
その他の回答でいうところの、電配、保有報酬などが良いと思った。配当という単語も頻出したが、株式の配当をイメージさせ、ミスリードなので避けたほうがいいように思う。
5.「ブロックチェーン」 = 対改ざん性分散型記録簿
良いと思う。その他の回答に数珠繋ぎ型情報保存技術や耐改ざんデータベース。
個人的に、ブロックチェーンは不特定多数の、また利害関係のある者同士でも、そのデータを共有することができる点に利点があると思っているので、そのニュアンスのデジタル公開台帳、公衆共有データベース、ネットワーク共有台帳が好みである。
以上で、個人的な感想を終わります。
あなたの思う最強のブロックチェーン用語の日本語訳が他にあったら、コメントに書いてください。
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