映画感想
AMAZON PRIMEで見る「メッセージ (字幕版)」
映画感想シリーズ パート6
このシリーズでは、とあるお姉さんの見た映画を、もう少しネタバレ気味で感想を書いていくコーナーです。
今回はこちら。
メッセージ (字幕版)
*Amazonアソシエイト(アフィリエイト)に申請してみたが、通らなかった・・・。
以下、すでに映画を見たことがある人を対象に書いています。
謎の巨大な宇宙船、謎の知的生命体、意思疎通ができない・・・。
こんな設定を見たら、人類がエイリアンに殺戮、蹂躙されるシーンしか想像できず、紹介されてから怖くて10日間も見ることができなかった。
今日、遂に重い腰を上げて見ました。
この記事は、ネタバレを前提に書いているんだけど、万が一まだ見ていない人がいたら、ぜひ見て欲しいから、もう一回だけチャンスをあげる。
Amazon Primeで見る
怖くないから、見てきて欲しい。
雰囲気はインターステラー的な感じで、言語学の観点から、エイリアンの言語を理解しようとし、科学的な好奇心も満たされる気がする良いSF映画だ。
怖くないと言ったが、あれは嘘だ。
音楽も怖いし、情報も限られていて、何もわからないので怖い。
恐怖の正体は、未来の相手の行動が予測できないからである。
このような他人への恐怖をなくし、社会を形成するため、人々は宗教の戒律や、法律を制定してルールを作ることで、他人の行動を予測しようとしている。
十戒でも、以下のような掟がある。
つまり、人類は「人間」を言葉(英語)で表す時、「hjúːmən(米国英語)」と発声し、文字は「HUMAN」と表記し、音を文字で表すことができるのに対し、エイリアンは文字は音を表しておらず、意味のみの表意文字なのだという。
あれ、日本人にとって、漢字もそうじゃないですか?と思ったりしたが、日本は特に言葉の解析で活躍している描写はなかった。(パキスタンは活躍した)
1回目に見たときは、過去を思い出していると思ってしまうが、関連する単語などを聞いて、未来を思い出している。
辛い未来が待っているのにも関わらず、最後には主人公はそれを受け入れて結婚し、子供を授かる道を選ぶようだが、エイリアンが3000年後に人類に助けてもらうためにやってきたという事実を考えると、未来は変えられるのかもしれない。
過去の記憶にも、思い違いや勘違い、別の記憶と置き換わっているというものがあることだし・・・。
このシリーズでは、とあるお姉さんの見た映画を、もう少しネタバレ気味で感想を書いていくコーナーです。
今回はこちら。
メッセージ (字幕版)
にすた氏のお姉ちゃん
「ボーダーライン」が良かったのでレンタルで同監督の「メッセージ」見たー
すごく良かった!けどこれは好み別れそう。
異文化接触系SF大好き。
全く前知識なかったから予想外の展開で、見終わったあとすぐ最初のシーンを見返した。
接触シーンの緊張感は登場人物達が抱く畏怖の念が伝わってくるよう
すごく良かった!けどこれは好み別れそう。
異文化接触系SF大好き。
全く前知識なかったから予想外の展開で、見終わったあとすぐ最初のシーンを見返した。
接触シーンの緊張感は登場人物達が抱く畏怖の念が伝わってくるよう
にすた氏のお姉ちゃん
この監督の撮り方好きだなー
全然違うジャンルの作品を見たけど今のところハズレ無し。
風景を舐めるように動くカメラが心地良い。単純な止め絵っぽいシーンでもゆらぎがあって没入感がある。
なんて事ないシーンのようでも意味を持たせていて飽きない。
好み🙈
全然違うジャンルの作品を見たけど今のところハズレ無し。
風景を舐めるように動くカメラが心地良い。単純な止め絵っぽいシーンでもゆらぎがあって没入感がある。
なんて事ないシーンのようでも意味を持たせていて飽きない。
好み🙈
突如地上に降り立った巨大な宇宙船。謎の知的生命体と意思の疎通をはかるために軍に雇われた言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)は、物理学者イアン(ジェレミー・レナー)とともに、“彼ら”が人類に何を伝えようとしているのかを探っていく。そして、その言語の謎が解けたとき、彼らが地球にやってきた驚くべき真相と、人類に向けた美しくもせつないラストメッセージが明らかになる――Prime Videoより
以下、すでに映画を見たことがある人を対象に書いています。
謎の巨大な宇宙船、謎の知的生命体、意思疎通ができない・・・。
こんな設定を見たら、人類がエイリアンに殺戮、蹂躙されるシーンしか想像できず、紹介されてから怖くて10日間も見ることができなかった。
今日、遂に重い腰を上げて見ました。
この記事は、ネタバレを前提に書いているんだけど、万が一まだ見ていない人がいたら、ぜひ見て欲しいから、もう一回だけチャンスをあげる。
Amazon Primeで見る
怖くないから、見てきて欲しい。
雰囲気はインターステラー的な感じで、言語学の観点から、エイリアンの言語を理解しようとし、科学的な好奇心も満たされる気がする良いSF映画だ。
恐怖の理由
さて、まだ見ていない人はこの文字を読んでいないと信じるが、ネタバレ無しで見たところ、この映画はとにかく怖かった。怖くないと言ったが、あれは嘘だ。
音楽も怖いし、情報も限られていて、何もわからないので怖い。
恐怖の正体は、未来の相手の行動が予測できないからである。
このような他人への恐怖をなくし、社会を形成するため、人々は宗教の戒律や、法律を制定してルールを作ることで、他人の行動を予測しようとしている。
十戒でも、以下のような掟がある。
- 殺人をしてはいけないこと
- 盗んではいけないこと
このルールを共有していない存在と一緒にいることはとてもできないだろう。
簡単にイメージするとすれば、隣に「野生の熊」がいる状況である。
そういう意味で、法律を守る気のない存在である反社会的勢力や半グレは、何をするかわからないから、怖いのである。
エイリアンが何を思考しているか、どのような目的でいるのか、何をしようとしているのかわからない状況で、「野生の熊」かもしれない彼らと向き合うのは恐怖そのものである。
人類が家で出くわした意思疎通のできないクモやゴキブリを殺すように、エイリアンは人類を殺すかもしれないのだ。
もっとも、インディアンやアボリジニなどの先住民族に対して、意思疎通ができた上で私利私欲のために殺戮した人類の歴史を思うと、人類の存在こそが最大の恐怖である。
結局、恐怖に負けた人間がエイリアンを攻撃したが、主人公がそれを止めることで世界は一つになったという。
エイリアンは、その攻撃を予測していたのか、仲間を1人殺されたのにも関わらず、相変わらずフレンドリーであったが、会話の場を爆破するなど、エイリアンからしたら人類こそが、何をするのか予測ができない「野生の熊」であっただろう。
もしかしたら、未来も思い出すことができるエイリアンだったので、全ては予測していた(わかっていた)のかもしれない。
結局、恐怖に負けた人間がエイリアンを攻撃したが、主人公がそれを止めることで世界は一つになったという。
エイリアンは、その攻撃を予測していたのか、仲間を1人殺されたのにも関わらず、相変わらずフレンドリーであったが、会話の場を爆破するなど、エイリアンからしたら人類こそが、何をするのか予測ができない「野生の熊」であっただろう。
もしかしたら、未来も思い出すことができるエイリアンだったので、全ては予測していた(わかっていた)のかもしれない。
エイリアンの言語
エイリアンの言語は、視覚で認識ができる文字と音で認識ができる言葉が一致していない言語だという。つまり、人類は「人間」を言葉(英語)で表す時、「hjúːmən(米国英語)」と発声し、文字は「HUMAN」と表記し、音を文字で表すことができるのに対し、エイリアンは文字は音を表しておらず、意味のみの表意文字なのだという。
あれ、日本人にとって、漢字もそうじゃないですか?と思ったりしたが、日本は特に言葉の解析で活躍している描写はなかった。(パキスタンは活躍した)
主人公の行動
エイリアンの言語を解析するにつれて、主人公は自分の子と自分の未来を思い出している。1回目に見たときは、過去を思い出していると思ってしまうが、関連する単語などを聞いて、未来を思い出している。
辛い未来が待っているのにも関わらず、最後には主人公はそれを受け入れて結婚し、子供を授かる道を選ぶようだが、エイリアンが3000年後に人類に助けてもらうためにやってきたという事実を考えると、未来は変えられるのかもしれない。
過去の記憶にも、思い違いや勘違い、別の記憶と置き換わっているというものがあることだし・・・。