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Amazon Primeで見る「サバイバルファミリー」

映画感想シリーズ パート4
このシリーズでは、とあるお姉さんの見た映画を、もう少しネタバレ気味で感想を書いていくコーナーです。
今回はこちら。
「サバイバルファミリー」

にすた氏のお姉ちゃん
アマゾンプライムビデオで「サバイバルファミリー」見た。
大停電のなか夫婦娘息子のごく普通のご家庭がサバイバルする邦画。
コメディー寄りかと思ってたけど意外にシリアス。淡々としてたけど面白かったー。
にすた氏のお姉ちゃん
題材からしてもっと分かりやすくセンセーショナルに撮ることも出来るのに、あくまでも普通の家族に焦点を置いてて見やすかった。
非常持ち出しリュックの中たまには確認しないとなあ。
東京に暮らす平凡な一家、鈴木家。さえないお父さん(小日向文世)、天然なお母さん(深津絵里)、無口な息子(泉澤祐希)、スマホがすべての娘(葵わかな)。一緒にいるのになんだかバラバラな、ありふれた家族…。そんな鈴木家に、ある朝突然、緊急事態発生! テレビや冷蔵庫、スマホにパソコンといった電化製品ばかりか、電車、自動車、ガス、水道、乾電池にいたるまで電気を必要とするすべてのものが完全にストップ!ただの停電かと思っていたけれど、どうもそうじゃない。次の日も、その次の日も、1週間たっても電気は戻らない…。情報も断絶された中、突然訪れた超不自由生活。そんな中、父が一世一代の大決断を下す。果たして、サバイバル能力ゼロの平凡一家は電気がなくなった世界で生き延びることができるのか!?今、鈴木家のサバイバルライフの幕があがる!!(C)2017フジテレビジョン 東宝 電通 アルタミラピクチャーズ
Prime Videoより

以下、すでに映画を見たことがある人を対象に書いています。

ある朝を境に、電化製品が一切使えなくなってしまった東京で、家族4人が実家のある鹿児島へ向かって100日ほどの大移動をする映画である。
電池も車のバッテリーも機能しなくなっているので、目覚まし時計も車も、水を汲み上げるためのポンプも動かない。

電化製品が一切使えなくなってしまった理由は、ストーリー的には説明する必要はないのだが、最後にちゃんと明かされるので、「そういう設定だからといえばそれまでだけど、結局原因はなんだったの??」というモヤモヤが残ることはない。
電化製品無しで生活できるかというと、私も含め多くの人には不可能だろうな。

初日は、停電に戸惑いつつも、電車が動かなくても皆、とりあえず出勤する。
自動ドアが開かないので、ビルの管理会社の人に、あとで請求書を出してくれればいいからと伝えてガラスを割ってオフィスへ入っていくシーンでは日本人の国民性を感じ、この映画はコメディタッチで進むのかなと思わせられる。

しかし、停電が数日で終わらないと皆が気がつき始めた頃から、犬を自宅に置き去りにして夜逃げするお隣さんを目撃してしまうなど、姉さんの言うとおり、徐々にシリアスな雰囲気が漂ってくる。

「大阪の方では電気が使えるらしい」
そんなデマを頼りに大阪へ向かい、途中でミネラルウォーターを買い占めつつも実家の鹿児島へ向かって移動をするが、そのうち電気が戻ると思い家から出なかった人たちは、飢えと渇きから壮絶な死を迎えていることだろう・・・。
先日、実際に地震により、北海道全域で停電が発生したが、これが数か月続いていたらと思うと、ゾッとする。

東京の電気復旧がいつ行われたかは不明だが、全国が同時に復旧したとすると、自給自足の村などに避難し、なんとか生き延びた人たちが家に戻ったとしても、もはや東京都内や移動をしていた者の多くの者は乾きで死んでいるため、今までの生活を継続することができない壊滅的なダメージを受けているように思う。
都内というか、世界中で同時に同様の現象が発生しているため主要都市は壊滅し、世界は大変なことになっていることだろう・・・。
その辺は、この映画は、ファミリーのみに焦点を当てた映画なので、御都合主義で特に言及されることなく、何食わぬ顔して普段の生活へ戻っていくのであった。

ファミリーではなく、『シン・ゴジラ』のように官邸に焦点を当てた官邸版『サバイバルファミリー』を見てみたいものだ。
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