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Amazon Primeで見る「シェフ 三ツ星フードトラック始めました (字幕版)」

映画感想シリーズ パート3
このシリーズでは、とあるお姉さんの見た映画を、もう少しネタバレ気味で感想を書いていくコーナーです。
今回はこちら。
「シェフ 三ツ星フードトラック始めました (字幕版)」


にすた氏のお姉ちゃん
昨日寝る前にアマプラビデオで「シェフ三ツ星フードトラック始めました」見たら夜中なのにお腹減って大変だった。 チーズたっぷりのホットサンド食べたい…バター塗ってプレスされたキューバサンド美味しそうだった…😋

一流レストランの料理人カール・キャスパーはオーナーと衝突。創造性に欠ける料理を作ることを拒み、店を辞めてしまう。マイアミに行ったカールは、とてもおいしいキューバサンドイッチと出会い、元妻や友人、息子らとフードトラックでサンドイッチの移動販売を始めることにする。
Prime Videoより

以下、すでに映画を見たことがある人を対象に書いています。

まず、登場人物の人間関係について説明しよう。
アメリカ人男性、フランス料理のシェフの主人公、カール。
妻とは離婚し、毎週子供と会うことができるが、仕事を優先することが多く、子供との約束を守れないこともしばしば。
アメリカ映画にありがちな設定だが、実際のアメリカ人はみんなこうなのだろうか?

息子、パーシーはスマートフォンを使いこなすデジタルネイティブで、新たなツールを自然に取り入れることができる年齢である。
注意点として、日本語版だとパーシーはコナンくん(名探偵コナン)の声で、目を瞑るとコナンしか頭に浮かばない要注意だ。

元妻はグラマラスな女性で、豪邸に住んでいる。
子供想いのいい親である。
離婚後も、2人の関係は良好な様で、なんで離婚したんだ。

さて、カールの提供しているレストランの定番メニューは人気がありつつも、5年間変更なしで、
卵のキャビア添え、ホタテ貝、オニオングラタンスープ、フリデサラダ、ロブスターリゾット、ステーキ、フォンダンショコラ」である。

5年も同じメニューなのはどうかな。
私はフレンチが好きで、何かあれば食べに行きますが、一つのレストランに年4回、2年も通ったら全てのメニューを食べれてしまうので、飽きてしまうかもなあ。

そう言う人は複数のお店をローテーションしてるのかもしれない。

さて、カールは保守的なオーナーの意向により、自分の作りたい料理を提供することができず、定番メニューを出した結果、Twitterフォロワー数は12万3845人の料理レビューブロガーに古臭い料理とこき下ろされてしまう。
その結果、怒ってTwitterでレスバトルを行い大炎上、シェフとしての職を失うことになる。

この映画ではSNSで話題になって、中盤から始めたフードトラックが大繁盛というストーリーなのだが、毒のある登場人物がおらず、始終優しい気持ちで見ることの映画である。
特に、Twiterは息子から教わって始めるのだが、私自身が自分の父親に、PCやゲームについて操作を教えたときの子供の頃の記憶ーー自分の父親の役に立っているというような満足感や充実感、なぜか気を使ってしまったり、父親が興味を失わない様にわかりやすく丁寧に教えた、そんな記憶ーーが蘇り、とてもノルスタルジックに感じてしまうのであった。

ちなみに、自分をこき下ろしたブロガーに対し、カールが送ったリプライは、
"You wouldn't know a good meal if it sat on your face."
お前のボケた舌じゃクンニもできんな」となっている。

返信は、
"I would rather have you sit on my face after a brisk walk on a warm day than suffer through that fucking lava cake again."
あのクソまずいケーキをもう一度食うくらいなら、あんたの股に顔を突っ込むよ」でした。

さて、ここで先ほどのツイートをGoogle翻訳にかけて見ました。
それがあなたの顔の上に座っていたらあなたはおいしい食事を知らないでしょう。

返信は、
私はむしろ、そのクソ溶岩ケーキを通して再び苦しむより暖かい日に活発な散歩の後あなたに私の顔の上に座ってもらいたいです。
である。

映画の字幕だと、意訳されていますが、Twitterのレスバトルとしては、こっちの方が自然な皮肉合戦に見える。

なお、"sit on my face"が卑猥な意味の様ですね、自分の顔の上に座れ、そしてprpr・・・。

結果、大炎上して一晩でフォロワー数が1653人へ。
Twitter知らないと人からすると、どんなものかと思うかもしれませんが、こんな急に増えたら怖い。
そして、数は増え続け、2000人を突破し、「新メニューを食べに来い」と返信したことでさらに炎上するのであった。

新メニューを食べに来たブロガーは、カールが厨房を追い出されたためにまた同じメニューを食べさせられ、カールは逃げたとツイートするのであった。
カールは再びガチギレし、そのガチギレシーンをウェブ上にアップロードされてしまうのであった。

結果、フォロワー数2万人へ・・・。

最後は、元妻と再婚し、ブロガーとも和解しハッピーエンド。
無職になったカール本人はともかく、時折流れる陽気なラテンの音楽もあって、KALDIの店内を思い出しつつ、始終優しい気持ちになる映画であった。

特に、心がざわついたりする映画ではなく、平穏な気持ちで、そんなに感想も出てこないと思ったけど、字幕版を見た後に吹替版を見てしまうなど、体の芯からじんわり温まる、そんな映画であった。

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