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Amazon Primeで見る「今夜、ロマンス劇場で」

映画感想シリーズ パート1
このシリーズでは、とあるお姉さんの見た映画を、もう少しネタバレ気味で感想を書いていくコーナーです。
今回はこちら。

「今夜、ロマンス劇場で」

主演: 綾瀬はるか , 坂口健太郎 , 本田翼 、 北村一輝
監督: 武内英樹

にすた氏のお姉ちゃん
プライムビデオで「今夜、ロマンス劇場で」
清廉潔白な安心して見られる恋愛映画。箱庭感溢れる撮影所やレトロな街並みなど彩度高めの背景が楽しいーヘプバーン風衣装もかわいい。
綾瀬はるかも坂口健太郎も役に合ってて良かった。そして北村一輝が人一倍輝いていた…好き🕺✨

映画監督を夢見る青年・健司が密かに想いを寄せるのは、通い慣れた映画館・ロマンス劇場の映写室で見つけた古いモノクロ映画のお姫様・美雪。今は誰も観なくなったその映画を、毎日のように何度も繰り返し観ていた健司の前に、ある日奇跡が起きる。美雪が健司の前に突然現れたのだ。その日から2人の不思議な同居生活が始まった。モノクロの世界しか知らない美雪にカラフルな現実世界を案内する健司。同じ時間を過ごす中で、2人は次第に惹かれあっていく。しかし、美雪にはある秘密があった。現実の世界に来るための代償で、人のぬくもりに触れたら美雪は消えてしまうのだ。そんな中、美雪は映画会社の社長令嬢・塔子が健司に想いを寄せていることを知る。好きだから触れたい、でも触れられない……。この切ない真実に2人はどう向き合い、どんな答えを出すのか――(C)2018 フジテレビジョン ホリプロ 電通 KDDI
Prime Videoより

以下、すでに映画を見たことがある人を対象に書いています。

この映画は、私の友人が映画館で号泣したとなんども繰り返し言うので、見たのが1回目である。
その時は、家事を同時にしていたのか、ところどころ記憶にない部分があったので、最近また2回目を見た。
やはり、家事をしながら見たので、ところどころ抜けたので、3回目を見るに至る。

さて、モノクロ映画であるため、美雪には色がない。
色のある世界に、突然現れた灰色の人物。
これでは目立ってしまうということで、映画で使用している化粧を使って、肌に色をつけて生活を始めるわけだが、この時に、もし濃褐色しかなければ、美雪という名前とは裏腹に、ガングロの美雪(綾瀬はるか)になっていたかと思うと興味深い。

人に触れることも、触れられることもできないのだが、壮年のシーンで縄を使って手を繋いでいたので、手袋越しなら、服越しなら大丈夫なのではないかと思うところだが、リスクを避けていたのか、距離などの一定の条件などがあるのかもしれない。
もしかしたら、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』でいう生命エネルギー=波紋に弱いゾンビと同じ様に、映画の中の人物も、不死の存在であることから、人間の持つ波紋に触れることで消滅してしまう、そんな切ないラブストーリーだったのかもしれない。

最後は、健司に触れ、美雪は消えてしまう。
健司は亡くなってたら、もはや健司に触っても消えてしまえないのでは・・・?と不安になるも、ちゃんと健司は生きており、間に合ったとホッとする場面もあった。

健司の務める京映映画は、映画一本に事業を絞った結果、テレビの台頭もあり倒産するが、俊藤(北村一輝)が主演するハンサムガイシリーズは全部で何作あったのだろうか、彼のその後と共に気になるところである。

最後に、撮影中にダイナマイト爆発事件に巻き込まれ、人生観の変わった俊藤の名セリフを紹介したい。

男が簡単に下を向くな。男の視線は常に未来。好きな女との未来を見つめて生きるものさ。・・・下を向いていたら今しか見えないぜ。(時間 1:12:15〜)

意地悪な恋のライバルになるのかと思っていたが、そんなことはなく、ただただスターとして格好良い男であった。

ちなみに、美雪の出ている映画のタイトルは「お転婆姫と三獣士」である。




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