2013年から暗号通貨について活動している、とあるモナコイナーのブログである。

2018年11月12日月曜日

ブロックチェーンと台風コロッケ「H-アッシュ-仮想通貨BLOODとAIになった歌姫」

仮想通貨に関するSF小説のご紹介。
著者は、MinAmieさんです。

H -アッシュ- 仮想通貨BLOODとAIになった歌姫
オフ会でお会いした時に本にサインしてもらいました。
やったね。

著者のTwitterはこちらです。


世界観は、Amazonの記載内容を引用すると、
内容紹介 2025年、ブロックチェーン技術とAIロボットが普及した社会。
血液を取引材料にする仮想通貨【BLOOD】によって、輸血はより安全に管理されるようになる。
血液は、新たな資源としてその価値を見出された。
【売血】時代の再来である。

出典 Amazon 内容紹介

SFと言っても自分の住む世界との地続きで、女子高生はいつの時代も変わらないなと思わせつつ、7年後の世界なので、そう言えば、もう平成は終わっているなあ、とか、いまいち聞いていたほどのものじゃないなと、思われ始めたブロックチェーン技術とA.I.(人工知能)がどのような進化をしているのか、夢が広がります。

見たことがある人も多いと思いますが、こちらは、ガートナー社のハイプ・サイクルです。
横軸に「時間の経過」、縦軸に「市場からの期待度」を置く2次元の波形曲線で表されています。新規テクノロジが市場に受け入れられるまでは、総じて同じ経過をたどります。まず、初めて市場に登場した後に期待は急上昇しますが (黎明期)、成果を伴わないまま過熱気味にもてはやされ (「過度な期待」のピーク期)熱狂が冷めると市場がいったん停滞し (幻滅期)、改めて実質的な市場浸透が始まり (啓蒙活動期)、成熟したテクノロジとして市場に認知されるに至ります (生産性の安定期)。
出典 プレスリリース(2018年10月11日)図1日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル:2018年


ガートナー社発表したプレスリリースによれば、ブロックチェーンも、人工知能も成果を伴わないまま過熱気味にもてはやされたピークを過ぎ、幻滅期に入っています。
どちらも、主流の採用までに5年から10年が必要とされ、この小説が舞台の2025年は、まさにそのタイミングです。
物語の世界では、高校生に教育用人口知能のアッシュが与えられ、まるでクラスメイトのようにコミュニケーションを取りながら生活している場面が描かれています。

とは言え、2025年は8年後、現実と地続きです。
いまだに、台風の日にはコロッケ(台風コロッケ)を食べるという人がいれば、ツイートに「なう」と呟く人がいる・・・。
そして、取引所へのハッキングで物語が進み始めますが、CCやZAIF仮想通貨盗取事件を経験した今、物語上でのSNSの反応などを見ると、なんともわかりみ深い・・・。
ただし、上記の現代の事件は、この小説ほどインフラに取引所が関わっていないが幸いでありました。

あまりネタバレをしないように気を使いましたが、仮想通貨、人口知能と未来の日本というキーワードに関心がある方は、是非どうぞ。